農家民泊ふるま家訪問
2013年10月10日(木)
屋号:ふるま家
http://www.furumayahouse.jp
場所 福知山市三和町上川合156
家主 沢田さんを訪問しました。
2012年の5月に農家民宿をオープンされた沢田さんですが、もともとは京都の京田辺のご出身で、ずっと東京でお仕事をされていたようです。農家民宿は、旅館よりも免許がとりやすく、宿泊する場所が33平米以下、宿泊人数10名以下で農業も同時にしていることなどが条件でそんなに厳しくありません。ふるま家さんは綾部駅から車で10分、2部屋8人までで、レストラン、菓子販売の免許もとっています。最初は宿泊のみでしたが、少しずつ慣れてきたので、お昼のレストラン営業や、得意の英語を生かしたイベントなども開催しています。
みんなでワイワイやるのが大好きで東京にいる時もお友達を家に呼んでホームパーティーをするのが大好きだったそうです。そしてみんなでよく旅行にも行かれていたそうです。
四国の山奥の古民家に泊まりに行ったのをきっかけに、自分も民宿をしたいと考えられたそうです。
スタートから友人が泊まりに来てくれたりネットを通じて予約があったりと順調な滑り出しだそうです。沢田さんは英語ができるので、海外からのお客様の集客が得意なようです。
お値段は1泊2食付で10500円と決して安くありません。
しかし、沢田さんは決して自分では安いとは思わないといっています。
金額にあっただけのサービスもしているし、物件購入から内装までお金をかけているので、それ以上安くするとビジネスとして成り立たないそうです。
私も美山で農家民宿をしたいと考えていますので、大変参考になりました。
ですが、なんといってもふるま家さんの魅力は沢田さん本人のような気がします。沢田さんは今でも国境なき医師団で冬のみはふるま家さんを閉めて働かれているそうです。沢田さんの心に日本人としてのボランティア精神や、みんなに喜んでもらいたいという精神があるので、人として大変魅力的です。一番の目標は親子で三和町に来てもらい、ここに移住してもらうことだそうで、親子で参加の英語カフェなどのイベントなどをしておられます。ふるま家だけが発展するのではなく、地域の活性化を考えておられておられます。お話の節々に地元の方に本当に助けてもらっていると、周りの人への感謝の気持ちを忘れません。
もう一度会いたいなと思う本当に素敵な方でした。
こちらが外観です。 かやぶき屋根にトタンをかぶせています。庭にあるものはすべて沢田さんと沢田さんのお父様の手作りです。
この景色は最高ですね。
毎日外でお食事をするなんて夢のようです。沢田様のお父様がスモークチキンを作ったのでいただいています。週に3回はこちらに来てお手伝いをしてくださるようです。
沢田さんはウーファーhttp://www.wwoofjapan.comの方に農業のお手伝いをしてもらい、反対にお食事と寝場所を提供しているそうです。安く日本を旅したい方に人気です。こんなシステムがあるなんて初めて知りました。皆さんの笑顔が最高です。
内装もめちゃくちゃおしゃれです。こちらはリビングです。
客室は和室です。テーブルに置いてあるのは着物の帯です。暖炉もあります。
こちらはお昼に立ち寄った竹松うどん店です。 市内のチェーンのうどん屋さんと同じようなお値段です。とってもおしゃれでお客様もたくさん来られていました。
セルフサービスです。 300円ぐらいでおいしく食べることができます。
記事・写真:平成25年度 京都式ソーシャルビジネスリーダー育成事業 研修生 八杉 よう子